今日の日本を支えるエスタブリッシュメント(社会的権威を持つ階層)が住まう高級住宅街。タワーマンションの建設や湾岸エリアの開発など、新興高級住宅街が続々と誕生していくこの土地。『高級住宅街』っていうのが実際どこを指しているのか知らなくても実際その土地に行ってみると何となく「高いんだろうなぁ」と感じるのではないでしょうか。
実はこの『高級住宅街』という住宅街に基準があるってご存知ですか?
その判断基準の1つとして、地価の高さではなく、そこに住む人の平均年収と納税額があげられるといいます。地価が高い街は都内に出れば多く存在しますが、その中には商業施設が集積するところも含まれます。また、地価は高いけれど住宅用地が少ないという地区もあります。そのため住宅街の地価ランキング上位にある場所が、必ずしも住環境が優れているとは限らないんです。
定義は多分に主観的であり、下記の要件についても国や地域・時代によっても認識は多様となる。相対的に高価な住宅価格を伴うことが一般的である。これらについては日本の場合、「敷地が広く」「建築の施工の質が高い建物」を「優良な住宅」とされ、「街区及び画地が整然とし、植生と眺望、景観等が優れ」「良好な近隣環境を形成する」等の要件を満たした地域を「居住環境の極めて良好な地域で従来から名声の高い住宅地域」とされている(土地価格比準表(六次改訂)地価調査研究会ISBN 4-7892-1775-2、不動産鑑定評価基準)。
西の芦屋と並び称される日本で最も有名な高級住宅街『田園調布』。
大正時代の実業家「渋沢栄一」が、イギリス郊外の田園都市やフランス・パリの都市構造に着想を得て開発した土地です。
当初田園調布は、中流サラリーマンを対象とした住宅街でした。しかし関東大震災後から富裕層が次々に移り住むようになったこと、昭和50年代に東京周辺の地価が一気に高騰したことから、今日のような日本屈指の高級住宅街へと成長していきました。
田園調布の街は、駅と噴水を中心にして、放射状に美しく広がる並木道が特徴です。これは、パリ凱旋門のエトワール式道路をモデルに造られたとされています。田園調布で最も持ち家比率が高く、特に大豪邸が立ち並ぶのは、田園調布3丁目。100坪以上はおろか、中には200坪や300坪という敷地を持つ、大邸宅が今も多く残っています。